XML-DB

OSC でちょっと見かけた DB マガジンの4月号を買ってきた。特集 1 が XML-DB の話で、デブサミでキムラデービーの木村さんの話を聞いた直後だったのでちゃんと読んでみました。ちなみに記事はジャストシステムのかたが書かれていて、おもえば XSLT を自分に教えてくれたひともジャストでバイトしてたんだよなー、と思った。

RDB って、いわゆる relational algebra を query language がサポートしていれば、それ以上は単に inverted index 的なもの (hash でも btree でも) でたいていのことは済んでしまうと思います。なので RDBMSSQL から決まる代数演算を実行する計画をいかに賢くつくるかが大事になる。

ところが XML の場合は (full) structured なので、そもそも query language も SQL じゃなくて XQuery だし、 (自然に) 誘導される演算もだいぶ違うと思うんですよね。 XQuerySQL とどれくらい違うのかはまだよく分からないんだけれど、「ネイティブ型」「ハイブリッド型」とか言ってる時点で RDB の枠から思考回路が抜けきれていないような気がするんです。

HTML とか semi structured なものはどうする? microformats に変換できればいい? どうなんでしょ。面倒なこと考えるより fulltext search + ちょっと annotation でいいんじゃね? ってのもだいぶアリなんだけど。

いぜん神里さんに「きみがやりたいことは RDB に向いてないんじゃないの」って言われたのが思ったより印象に残ってます。そんな日曜の午後でした。