Apple Remote Desktop が思ったより使える

そういえば、まだwindows使ってたころにcygwinXDMCPやろうと思って結局挫折した記憶があります。

ふだん家で使っているPCはデスクトップでdebian(xfce4)なんですが、iTunesの関係でMacBookもほとんど立ち上げっぱなし状態です。リモコンである程度の操作もできるけど、ちょっといじりたいときに手元に寄せてくるのが面倒だなー、なんて思ってました。

Apple Remote Desktop

で、VNCとかできないのかな、と思ってしらべてみたら、OSX 10.4 (いわゆるTiger) にも Apple Remote Desktop ってのがあるんですね。このへんの用語とかややこしいんだけど、

  • Apple Remote Desktop のサーバ機能は Tiger に最初から入っている
  • 使うプロトコルはある時期からふつうの VNC になったらしい
  • http://www.apple.com/jp/remotedesktop/ で売ってる高いのはクライアントソフトなんだそうで。( もちろん権限が細かく設定できるとかいろいろあるんでしょうけど。)

設定方法は、

  • システム環境設定 - 共有 の、サービスのタブ(?)で "Apple Remote Desktop" にチェック入れる
  • 勝手に開いたウィンドウ(もしくは "アクセス権…" で開くウィンドウ)で "VNC使用者が画面を操作することを許可" にチェック入れて適当なパスワード入れる
  • 気分的に"メニューバーに状況を表示"もチェック

だけです。

クライアント側のでびあんは xtightvncviewer にしました。さっき設定したパスワードが要求されて、MacBookの解像度と同じ1280x800なウィンドウが開きます。ちなみにxvncviewerではよくわからないけどエラーでつながらなかった。(原因は調べてもない)

開いたウインドウはMacBookの画面のミラーな状態で、本体で操作するとVNCの画面も追従します。100MなLANでそれなりに描画は遅延しますが、イライラするほどではないです。

意外だったのが、Alt_L (keycode 64) がオプションキーとしてちゃんと伝わってるんです。firefoxでAlt-Lとやってちゃんとurl入力欄に行ってくれる(もちろんクライアント側のXでtightvncに渡る前にAlt-Lを食わないことが前提)。こういうのって頑張ればいくらでも頑張れるんでしょうけど、defaultでどれくらい使えるのか、が正直いちばん重要だと思います。

写真は(分かりにくいけど)、VNC 経由で parallels 上の VistaExcel 使っている様子。メールでファイル送る前にちょっとグラフを確認する、くらいなら全然OKですよ。

おまけ

MacBook は外部モニタをつなげないと lid closed mode(画面閉じてもサスペンドとかスリープしない)にならないらしい。なので上の写真ではMacBookの画面が中途半端に開いてるんです。

試しに左側のモニタ(ナナオのL887)のアナログ入力につないでみたら、あまりのボケボケっぷりに泣きそうになりました。デジタル入力はデスクトップのMatoxのP650から出ていて、やっぱ高いものの組み合わせなだけあるなーと思った。昔がんばってバイトしてたときの成果がほとんどここにつぎ込まれてるわけで…、大切に使わなきゃ。

[追記] AppleVNCServer が結構 CPU 食うんだね…。バリバリつかうとファンがうるさいかも。