TRIPIT Labsは富士フイルムが開発した新しい画像検索エンジンTRIPITの 実験公開サイトです。TRIPITとは、画像に付けられた「ことば」(タグやタイトル)に関連のある画像を検索することができる「関連画像検索エンジン」です。
とのことで、あんま写真だとか富士フィルムってのとは関係なくて、激しくNLよりの話題なようです。簡単に言ってしまえば、「写真どうしの関係」を「写真についているタグどうしの関係」と思って、自然言語としてのタグ同士の関連性を使おう、という話。
おーくら大臣(研究室のひと)が去年だかに画像でもやってみようかって言ってたときに出てきたアイデアだった気がして、まさにその前の年のWWWで言っていたように
- オブジェクトとタグは(信頼されるべき)authorが付ける
- authorの主観と客観のちがいは、数を増やして統計すれば近似できる
- タグ同士の類似性はよくある話なのでOK
って感じで問題なさそうな一方、やればできるんじゃん感が強すぎてけっきょく盛り上がらなかったはず。
実際におもしろいサービスレベルにまでいくには、頑張ってクロールするとかおもしろいドメインの連想キーワードが欲しいよね、とか。
そういう意味で wikipedia + flickr は無難でまあいいけど、実際やってみると分かるとおり連想キーワードも出てくる画像も「無難杉」。これを一体だれにどう見せるんだ? なにが技術としてすごいんだ? ってのが、もう一歩ほしいところ。ECサイトでの応用例が書いてあって、キーワードも画像もすべて手元にある場合はまあいけそう。